2016年4月4日

世界中で愛され続ける「ティファニー」の魅力を徹底研究!玉川高島屋店リニューアルオープンレセプションレポート

ティファニー玉川高島屋リニューアルオープン

2016年4月1日に二子玉のティファニー玉川高島屋店がリニューアルオープンしました。一般公開に先駆けて行われた3月末に行われたレセプションに行って参りました。

ティファニー玉川高島屋店リニューアルオープン

新しくなった店内には、ウエディングコーナーや個室も設けられており、以前に比べゆっくりと商品を選ぶことが出来るようになっています。全国にある百貨店内のティファニーブティックの中でも玉川高島屋店の商品の品揃えは豊富のようです。

レセプションでは、飲み物やティファニーブルーボックスを形取ったチョコレートケーキがお客様に配られました。

ティファニーのチョコレート

この可愛いチョコレートケーキのお味は、ガツンとした甘さで血糖値が上がり、テンションがあがりました!

10年の歳月をかけて世界中から集められたピンクダイヤモンド

レセプションは、ティファニー・ジャパンのダニエル・ペレル社長のスピーチで始まりました。玉川高島屋ティファニー店の魅力と、そしてティファニーの商品の魅力が語られました。私も、このコラムで、少しでもティファニーの魅力を一人でも多くの方に伝えらえられたらいいな、という思いで書きました。

ピンクダイヤモンドはティファニーの新定番になるかも?

ペレル社長のオススメするティファニーは、ピンクダイヤモンドを施されたジュエリー!ティファニーのピンクダイヤモンドは、まずティファニーの厳しい基準を満したピンクのメレダイヤ(小粒のダイヤモンド)を収集するのに10年という長い歳月を経てはじめて商品を販売出来るようになったそうです!!メレダイヤのクオリティはとても大切です。大粒のダイヤモンドを引き立てるだけでなくジュエリーそのものの輝きや魅力に大きく関わります。まさに、神は細部に宿るという言葉のとおりです。

確かに世界中のティファニーブティックに商品を配給する為には相当なピンクのメレダイヤが必要になりますよね!なるほど・・・。

「ティファニー」と言えばイエローダイヤモンドのイメージが今まではあったのですが、今後はピンクダイヤモンドになるかもしれませんね。レセプションで早速おすすめのピンクダイヤモンドのリングをはめてみました。

ティファニーのピンクダイアモンドリング

ほんのりとブリリアントカットされた一粒ダイヤモンドにピンクダイヤモンドが取り巻かれてなんとも女性らしいい優しいイメージ。とってもステキでした。

エンゲージリングは個性に合わせて選べる時代

エンゲージリングは一般的にデザイン性に乏しく、ダイヤモンドの大きさやクオリティで勝負するのが王道です。ただ、最近の傾向として、デザインも豊富になり、ピンクダイヤモンドやイエローダイヤモンドを使用したエンゲージリングもあります。自分の感性・好みに合ったエンゲージリングを選びやすくなってきました。選びやすくなったということは、人に見せるということを考えるとセンスが問われるということでもありますね。

年齢や手の形・肌の色・洋服などライフスタイルに合ったエンゲージリング選びは、ワクワクすることでもありますが、難しいことです。洋服や化粧品選びと違って失敗は許されませんから(笑)

そこで、大切なのは、宝石の知識・その人に合った的確なアドバイスをしてれるジュエラーとの出会いだと私は思っています。

ティファニーのピンクダイヤモンドの指輪

エンゲージリングを購入予定の方や今あるエンゲージリングをリフォームされたい方、ピンクダイヤモンドと一粒ダイヤモンドとの組み合わせは、日本人の肌馴染みも良くおすすめです。

ティファニーの魅力のひとつ、ダイヤモンドの輝きを最大限に取り込むティファニーセッティングって?

ティファニーのダイヤモンドリングが世界中で愛される理由のひとつとして「ティファニーセッティング」があげられます。

セッティング、つまり金属に宝石を留める(取り付ける)方法には様々なスタイルと技法があります。ティファニーセッティングは、ティファニーのブリリアントカット(三角形または洋凧型のファセットが放射状に配置されたカット)が施されたダイヤモンドを独創的な6本の爪でダイヤモンドを持ち上げ支えます。このティファニーセッティングは、あらゆる方向から光を取り込みダイヤモンドの美しさをより引き立てくれる、より大きく見せるセッティング方法なのです。

1886年に考案されたこのティファニーセッティングはティファニーを不動の地位に導きました。「ティファニーのリングの輝きは、人混みの向こうからも見える!」と当時の考案した第一人者は称賛したそうですよ。

ティファニー®_セッティング_ティファニーのエンゲージメント_リング___Tiffany___Co_

ティファニーで取り扱うダイヤモンドの基準は?

ティファニーでは、自社の工房で自社基準にのっとりダイヤモンドの基準を定めています。非の打ち所がない高品質なダイヤモンド、プラチナ・ゴールド・スターリングシルバーと言った貴金属において一切の妥協がありません。アメリカ合衆国のスターリングシルバー及びプラチナの基準にティファニーの基準が採用されているほど厳格な基準を厳守しています。そのクオリティの高さからアメリカを代表する「キング オブ ダイヤモンド」として不動の名声を得ています。

ニューヨーク5番街の本店に常設展示されている128.54カラットのイエローダイヤモンドのネックレスは圧巻!

いつかは実物を見てみたい巨大なイエローダイヤモンド!!

チャールズ・ルイス・ティファニーは、1878年に極めて希少なイエローダイヤモンドを披露し、その当時人々の反響は予想をはるかに超えたものでした。とろけるようなテリがあり内側に秘めた光彩を放つティファニーイエローダイヤモンドは圧巻ですね。世界中から多くの方々がニューヨーク五番街にあるティファニー本店に、一目見ようと訪れているのも分かります。現在は、ネックレスのデザインで展示がされているようです。

Tiffany_Yellow_Diamonds___The_Tiffany_Story___Tiffany___Co_

イエローダイヤモンドの価値の見分け方

イエローダイヤモンドのうち、色が濃く美しいものだけが特別に扱われます。しっかりと黄色の色味が出ていて、透明度・輝き・形などの調和で価値が決まります。色が濃くてもブラウン味の強いものは、宝石の美しさの評価が下がりますのでご参考までに。まさにティファニーが所有するこの128.54カラットのイエローダイヤモンドは色・透明度・輝き・形など誰が見ても息を呑む貴重な最高級品です。

ブランド価値を高め想いを届けるティファニーブルーボックスの魅力

ティファニーのダイヤモンドは、小説・映画・イラスト・伝説などに登場しプロポーズには欠かせない存在と言っても過言ではありません。映画の題名にもなったオードリー・ヘップバーン主演の「ティファニーで朝食を」は誰でも知っている名作です。さらにブランド価値を高めているティファニーのシンボルでもある「ティファニー ブルー ボックス」は現在も世界中の人々に愛され続けています。やはりティファニーブルーボックスに納められた商品は「特別感」がありますよね。

ハリーウィンストンやグラフと言ったトップジュエリーに無いティファニーの魅力とは?

宝飾店としてハリーウィンストンやグラフ、もちろん素晴らしいブランドであるのは分かっています。ハリーウィンストンのダイヤモンドは、青みががった強い輝きと整ったカットが素晴らしく資産価値としても申し分無いブランドです。

グラフは、イギリスのブランドということもあり、大粒なダイヤモンドとサファイアその中でもブルーサファイアへのこだわりがあります。キャサリン妃がウィリアム王子から婚約指輪としてプレゼントされたのがブルーサファイアだった事もあり、本国イギリスではブルーサファイアがグラフで一番人気のようです。

ティファニーはハリーウィンストンやグラフに比べどのような違いがあるのか2つにまとめてみました

  • 価格設定が幅広く年齢に合った品揃えが多数あります。ファーストティファニーとして気軽に購入出来るスターリングシルバーの商品が3万円代からあり、ネックレス・イヤリング・リングなどデザインも豊富です。ハリーウィンストンやグラフでは、シルバーを使用したジュエリーはありません。ティファニーだから出来る商品のラインナップと言えます。
  • ジュエリーデザインを有名デザイナーとコラボしているのもティファニーの魅力です。今はコラボ商品は当たり前ですが、約200年前からデザイナーとコラボした商品を作っていたとは、ビックリです。このような斬新なアイデアこそがティファニーの大きな魅力となっていると思います。
  • ハイジュエリーにおいては、1つのジュエリーを仕上げるのに数ヶ月から一年近くを費やして作られるものもあり、一流の職人による芸術品と言っても過言ではありません。

    ティファニーとコラボした有名デザイナー

    ティファニーを代表するデザイナーとして有名なのが、ジーン・シュランバーゼー、エルサ・ペレロッティ、パロマ・ピカソ、フランク・ゲーリーが挙げられます。私はその中でもジーン・シュランバーゼーのデザインが好きです。彼のデザインの特徴はエキゾチックな海の生物や幻想的な島、美しい花をモチーフにゴールドと宝石をふんだんにちりばめたデザインが特徴です。私が彼の作品の中で気に入っているブローチが今回の玉川高島屋のレセプションであり、今回もう一度つけてみました。

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    このブローチは職人さんの技が感じられ、ダイナミックでどこにも真似の出来ないデザインは本当に素敵です。60歳ぐらいになったらつけてみたいそんな〜と思う商品の一つです。

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    ダイヤモンドのシェイプ(形)とカットについて

    前回グラフのコラムを書いた時には、ダイヤモンドの品質の見分け方をご紹介しました。今回は、ダイヤモンドの代表的なシェイプとカットについてご紹介します。ダイヤモンドはカット方法によって輝きが変わります。それぞれの良さがありますが、エンゲージリングで人気なのはやはりブリリアントカットです。

    ♡ブリリアントカット

    17世紀中頃にマザランによってブリリアントカットの原形が発明されました。ブリリアントカットは、58面にカットし原石のロス率が50%以上にもなりますが、ダイヤモンドの美しい輝きが引き出せ、虹色の分散光・強い輝き・きらめきのバランスで成り立っています。このバランスは、カットされる角度によって微妙に変化し、職人のカット技術と原石のもつ個性によって赤・黄色・緑・青の分散光の放たれ方が変わります。なんとも神秘的です。

    ♡エメラルドカット

    エメラルドカットという呼び方は、コロンビア産のエメラルドがこの形にされることから定着しました。エメラルドカットにされる原石は、ラウンドカットにされるものと異なり質の良いものに限られています。ダイヤモンド全体の約2〜3%にすぎません。エメラルドカットのダイヤモンドの美しさのポイントは透明度と形の良さです。エメラルドカットにおいて素材の欠点を隠すことができないので、原石の良し悪しで全てが決まります。ブリリアントカットに比べきらきら輝くのではなく、落ち着いた品のある輝きを放つのもこのエメラルドカットの特徴です。控えめな輝きなので、お着物などに合わせると素敵です。

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    ♡マーキスカット

    1745年フランス王のルイ15世がポンパドール夫人にマーキス(侯爵夫人)の称号を与えました。当時パリに舟型のダイヤモンドをポンパドール侯爵夫人に敬意を称してマーキスと名づけたそうです。マーキスカットの研磨は、ペアシェイプ・オーバルカットと同じような形の原石から研磨していきます。マーキスカットの美しい縦横の比率は、1.8対1とされています。マーキスの研磨技術はイスラエルとインドが中心で、カットが浅すぎたり深すぎたりすると美しい輝きが十分に発揮できません。上級者向けのカットと言えます。

    ♡ペアシェイプカット

    西洋の洋梨を連想させるこのペアシェイプは、ティア・ドロップ(涙の雫)といわれることがあります。大粒のダイヤモンドにはペアシェイプが多く、大粒の結晶がこの形に向いていてコストパフォーマンスに優れていることから人気もあります。ペアシェイプは、透明度の高さ、7色の分散光・形・きらめきで良し悪しがきまります。いくつかのお店で比較し、形の良さバランスを十分に考慮しベストなものを選びましょう。縦横の比率は、2:1もしくは1.6:1がベストです。運命の出会いは自分で確かめるほかありません。

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    ♡オーバルカット

    個人的にはオーバルカットのダイヤモンドリングは好きです。曲線が柔らかく落ち着きがあり指が長く見え楕円形のブリリアントカットなのでかがやきも申し分ありません。

    ♡プリンセスカット

    1970年代後半に出た新しいカット法です。プリンセスカットはブリリアントカットに近く外形は正方形もしくは長方形です。プリンセスカットは厚く研磨されているので強く美しいかがやきが放たれます。ブリリアントカットの問題点を解決したのがプリンセスカットで、素材のロスが少ないのも特徴です。プリンセスカットの難点は、エッジが欠けやすいことです。角がかなりシャープになっているので、角のまわりが欠けやすいのでデザインを考慮するのもポイントです。ダイヤモンドの強いかがやきがお好みの方は、おすすめです。原石の質がいいことが絶対条件になります。

    ♡ティファニーが特許を得たカットルシダ

    1999年(日本では2000年)に発表された、ティファニーが特許を有するデザイン、ルシダ。これはティファニーでしか買えないものです。今回のレセプションでもこのルシダのエンゲージリングをつけてみました。洗練されたこのルシダは、とても都会的な印象になります。ミックスドカットを施されておりスクエア ダイヤモンドが特徴です。もう少し大きいダイヤモンドを試してみたかったというのが正直な感想です。きっとキラキラとした輝きがあったに違いありません。

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    改めてティファニーの魅力って??

    数ある宝飾店の中でもティファニーの魅力とは、ジュエリー・時計・食器・バッグ・キーケース・ボールペン・サングラス・トロフィーなど様々な商品があるのが最大な魅了ではないでしょうか?人生の節目・記念日など人生に密着出来る商品アイテムがティファニーにはあります。宝飾ブランドとしては群を抜いているように思います。多数の商品を手がけブランドとしてのトータル感を出せるのは本当にすごい事だなぁと思いました。どんな商品であっても「ティファニー」というブランドイメージが守られています。

    写真のコーヒーカップは新作です。見てすぐに「ティファニーのコーヒーカップ?」とわかりますよね?宝飾一筋に運営をしているグラフやハリーウィンストンにはない魅力なのかなぁ、と思います。

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    ティファニーは永遠!!??

    幅広い年齢層をターゲットにできるティファニーは群を抜いているかもしれません。ティファニーのシンボルである「ティファニーブルーボックス」に納められた商品は特別で永遠の証?今回レセプションに訪れた玉川高島屋店は、外国人観光客の方が滅多にいません!!!百貨店としてはのんびりムードということもあり、ゆっくりと商品を見る事ができて穴場ですよ!!

    ※掲載されている資料はティファニーからお借りしました。

    reiko