あなたの肌質はどのタイプ?4つの肌質を解説します。
半数以上の方が間違って自分で勝手に肌質を決め込んでいるんです。肌の水分量や皮脂量は個人差があり、環境・年齢によっても変化するのはご存知でしたか?健康な肌(水分・油分のバランスの取れた肌)を維持し、肌トラブルを避け改善していく為には肌質に合った化粧品選びが不可欠です。自分に合った化粧品=自分に合った成分になりますが、以外と現在の肌質を正確に知って的確な化粧品選びって難しい事なのです。そのような時は、専門家や皮膚科医に肌診断を受けることが望ましいと考えています。しかし肌診断の為だけに皮膚科にわざわざ受診するのも気が引けます。そこで肌質タイプとその特徴をわかりやすく表にまとめてみました。
普通肌
適度な水分、適度な皮脂があり日本人の平均的な肌質タイプ。毛穴も目立たず肌の透明感・弾力があり理想的な肌質とされています。季節の変化や加齢による肌の変化に個人差が出る為、必要な応じた化粧品選びをしましょう。一般的な化粧品を製造する時の開発基準になる肌質なので、化粧品の選択肢はとても豊富です。
乾燥肌
皮脂分泌量が少なく、角質層の水分力が低い肌質タイプ。健康な角質層は、約20%の水分を含んでいますが、乾燥肌の方は水分量が20%以下になっているので肌の表面がカサカサしたり、粉をふいたような状態になる事もあります。一般的に加齢に伴い皮脂分泌が低下していきますので、角質の代謝も低下していきます。そうなるとより一層肌が乾燥していきます。肌の潤いを守るセラミドが配合された化粧品を選ぶといいです。「油分(クリーム)で肌にフタ」をして乾燥肌を守ってくれる?という考えは古いです!!!化粧品成分も大切ですが、間違ったスキンケア法で乾燥を悪化させている場合もあります。オイルクレンジングお使いの方は、肌の大切な油分を取り除き過ぎてしまいますので、ジェルタイプかミルクタイプのクレンジングがベスト。洗顔方法の見直しも大切です。優しく洗うことを心掛けて下さい。
脂性肌
皮脂の分泌量が多く、皮膚表面に過剰な皮脂がある肌質タイプ。キメが粗く、毛穴が目立ち化粧崩れもしやすい肌です。20代の皮脂の多い肌は、毛穴に大きめの角栓が詰まり、ザラザラしている事もあります。肌表皮のターンオーバを活発にするピーリング系洗顔料など角栓の詰まりを予防するスキンケアが大切です。洗顔後の保湿も必要ですので必ずつけるようにしましょう。肌の脂っぽさが気になっていても洗顔は1日2回まで。擦って洗うのはやめましょう!大切な皮脂まで取り除き過ぎると皮脂腺が今以上に活発になり、ニキビの悪化や肌荒れを起こす原因になります。
乾燥性皮脂肌(インナードライ肌)
30代の女性に多い肌質が乾燥性脂質肌(インナードライ肌)。油分(皮脂量)が多いのに水分が不足し保湿能力が低下している肌質タイプ。角質層が乱れていて肌の水分保持力が弱く、皮脂分泌量が活発になっている為、キメが不揃いで毛穴が目立ちます。また肌内部の潤いが足りなくなると肌のハリや弾力がなくなり細かいシワが目立つようになります。加齢による水分保持能力も落ちていきますので、若い頃のスキンケア法や化粧品を続けているのは要注意です。
このように肌は大きく4つに分ける事が出来ます。
肌質タイプ別に正しいスキンケア法をご紹介
普通肌
肌の皮脂量や水分量のバランスが取れた肌ですなので、基本のクレンジング→洗顔→化粧水(ローション)→ジェル又は乳液→少し肌が乾いていると感じたらクリーム。今のいい状態をキープしつつ保湿ケアをプラスするといいでしょう。
乾燥肌
肌が乾燥しすぎると敏感になり、化粧品類を使った際ヒリヒリするものの目に見える炎症がない事があります。これは、肌のバリア機能が低下することが原因として考えられ、乾燥肌の方は乾燥する冬場ぼ季節は特に注意が必要です。肌の水分保持能力を高める為には、セラミド・ヒアルロン酸などが配合された化粧品で肌の水分保持をし、ジェルやクリームなどで皮脂膜をつくりバリア機能を強化しましょう。
脂性肌
脂性肌と言ってニキビが必ず出来るとは限りません。肌の角栓が詰まりやすい脂性肌の方は、毛穴の中に皮脂が詰まりやすいので、これ以上皮脂腺を分泌させないようにする事が大切です。洗顔できちんと皮脂を落とし、油分の少ない化粧品を使用するようにしましょう。皮脂を抑えるには、ビタミンC誘導体(APPS)が配合されている化粧品が効果的です。ビタミンCは、過剰な皮脂分泌を抑たり、シミ・ソバカスなど美白作用もあります。その他ストレス・睡眠不足・偏った食生活などでも肌は脂性肌に傾きます。肌のベタ付きが気になっても洗顔後の保湿は大切です。
乾燥性皮脂肌(インナードライ肌)
皮脂量が多い為、脂性肌の方と同じようなスキンケアをしていませんか?先ずは、水分の流出を防ぐケアに変えて下さい。
保湿成分セラミドを配合した化粧品類でたっぷりと水分を貯えるようにしましょう。季節によって肌の状態が乾燥したり油っぽくなったりしますので、その時々の肌の状態に合わせたスキンケア法を取り入れるといいです。例えば、集中的に普段のスキンケアにシートマスクやパックといったスペシャルケアをする事で簡単にセルフケアが出来ます。その他、食生活や睡眠不足・ストレス・花粉など季節によって乾燥したり油っぽくなったりと変わりやすい肌質なので、体調管理は重要です。
現在の自分の肌がどうなのか?季節や年齢でも肌の状態は変わっていきます。自分の肌質を見極め、自分に合った成分を知り、化粧品選びやスキンケア法を始めてみてはいかがですか?しっかりとケアしていると肌はいくつになっても変われます!!