2014年2月17日

思春期のニキビについて親から子供へのアドバイスについて

思春期のニキビについて

早ければ小学校高学年頃からニキビができるお子さんもいらっしゃると思います。大体中学生から高校生頃にできるニキビが『思春期ニキビ』と言われています。思春期ニキビの主な原因はホルモンバランスによって皮脂が過剰に分泌し毛穴が詰まってニキビができます。

特におでこ・鼻などは皮膚分泌が多いためニキビができやすく、ひどくなると顔全体にできてしまうケースもあります。大体の場合思春期ニキビは、からだの成長と共に自然と落ち着く事が多いのですが、しばらくの間はニキビケアをした方がいいでしょう。

ニキビは下図のように進行していきます

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思春期ニキビで絶対やってはいけないこと

汚い手で顔をいじったり自己流でニキビをつぶさないようにすることです。どうしてもニキビが気になり、知らず知らずうちに手で触っていじっていることが多いので、その都度お母さん達が声をかけてあげた方がいいですね。なぜかというとニキビ痕になってしまう可能性が高くなるからです。しかも大人になってニキビ跡が気になり治す治療が本当に大変なのです。しかもニキビ痕は残念ながら化粧品類では治りません。治療についても保険診療対象外なので治療費も自由診療となり自ずと高額になってしまいますよね。現在の美容医療でもニキビ痕の治療は完璧に痕が無くなるくらいきれいにするのは難しいのが現状です。とにかく、ニキビ痕に成らないよう気を付けて下さい。

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ガルデルマ株式会社のプレスリリースからお借りしました

もし、お子様がニキビで悩まれているようであれば、まずは皮膚科に連れて行ってあげて下さい!なによりも早めの治療が大切です。思春期ニキビにも言える事なのですが何年間はニキビに悩まされ、ある程度肌が落ち着きニキビが出来なくなるまでどうしても時間が必要となります。本人だって辛い時間を過ごさなければなりません。間違ったセルフケアをすることによりニキビを悪化させる事もあります。ニキビについての対処方や自宅でのケアなど専門医に相談することをお勧め致します。

思春期ニキビケア

1 思春期ニキビに限らずニキビケアで重要な事は、まずお肌を清潔に保つ事。当たり前ではありますが、男の子の場合ついつい洗顔フォームを泡立ててしっかり洗う子は少ないと思います。洗顔は、手に取ったら水分と空気を含ませホイップ状の泡をつくりやさしく顔全体を包み込むように洗って下さい。ゴシゴシ洗うのはダメです。また重要なのが洗顔フォームを完璧に洗い流す事。目安としては20回から25回は洗い流す。洗い残した泡が刺激になりかゆみが起きて手でかいたりするとニキビを誘発してまう場合があります。

2 毛穴を塞いでしまうとニキビができやすい肌環境になりますので洗顔フォームもピーリング効果のあるタイプのものを使用することでお肌のターンオーバーを促します。ピーリング洗顔は、古い角質を取り除き作用がありますので毛穴のつまりも洗顔と共に穏やかに取り除いてくれます。まずは、肌の環境を整えニキビが出来にくい肌に変えてていきましょう。これは日々のケアですね。

3 十分な保湿をこころがけて下さい。若くても意外とお肌は乾燥している事が多いのです。油分の多いクリームなどは使用しなくてもいいですが、ビタミンCなどの成分が入ったローションを使用すると皮脂分泌の抑制や活性酸素を除去しニキビのできにくいお肌に導いてくれますのでおすすめ致します。ビタミンCはお肌にとっていいことが一杯です。ニキビだけではなく美白作用やアンチエイジングに至るまで万能選手です。

4 食生活もニキビ治療には欠かせません。脂っこい食べ物・甘いものやスナック菓子などなど肌にはNGです。すべてを禁じてしまうのはできませんが、バランスのよい食生活を心がけるといいですね。

これはあくまでも基本的な自宅ケアに過ぎません。思春期ニキビも本人にとっては辛いこと,早めの対応が何よりも大切です。

reiko