2014年5月27日

化粧水って本当に必要なの?という素朴な疑問にドクターズコスメ開発者としてお答えします。

化粧水・ローションの本当の役割をご存知ですか?

洗顔後やお風呂上りにまず顔に付けるのが化粧水類です。色々なタイプの化粧水が売られていますが、皆さんが毎日お使いの化粧水やローションってどれを使っても一緒で違いがないのでは?と思っていませんか?

化粧水で使用されている成分は各メーカー大体同じなのですが、何が違うかといいますと肌へ効く有効成分の有無、有効成分の種類、含有量、組み合わせです。

化粧水を使用する目的は、肌の保湿力を維持するための有効成分を肌に届けることです。

単に肌に水分を与える目的のためではなく、肌に有効成分を届ける化粧水選びをしないとせっかく化粧水を使っても意味がないのです。

有効成分が配合していない化粧水であれば使用しなくてもいいぐらいです!

とても大切なことなので、有効成分についてもう少し詳しく説明いたします。

潤いを肌に与えたい場合は水分そのものを与えても肌の保湿にはなりません。化粧水・ローションなどで水分を与えるよりセラミドや天然保湿因子・ヒアルロン酸などの成分を配合したものを使用した方が肌には効果的です。乾燥肌の方は肌表面が乾きやすく肌の水分保持力の高いセラミドは有効成分と言えます。インナードライ肌の方は肌の水分・油分のバランスが悪くついついサッパリとした使用感の化粧水を選びがちですが、これは間違いです。洗顔後、最初に使用する化粧水って一番こだわってもらいたいアイテムです。

化粧水・ローションを使う際に意識するべきこと。

化粧水・ローションは、肌に有効成分を届けることだけでなく、洗顔後の肌のPHを弱酸性に戻す役割も担っています。

しかし、肌は時間がたてば自然と弱酸性に戻るようになっています。ほっておけば弱酸性に戻る肌ですが、その働きを補助するのが化粧水・ローションの役割なのです。つまり、化粧水やローションは肌に「水分」を与えるのではないのです。肌の働きを良くする「有効成分」を与えるという目的で使うということを意識してください。

おすすめの有効成分は、高浸透型ビタミンC(APPS)・フラーレン(ビタミンCの約120倍)のような抗酸化作用の高いものです。これらの成分はアンチエイジングには欠かせないものです。ですから、弊社で開発し販売しているドクターズコスメ GFローションは水溶性フラーレン(R.Sマークあり)、ビタミンC誘導体APPS(アプレシエ)、3種のヒアルロン酸をたっぷりと贅沢に配合した高機能化粧水です。自信をもってオススメします。

化粧水の次に使用する美容液やクリーム類は肌の状況に応じて量やアイテムを選んで下さい。基本クリームは乾燥している所だけ使用しても大丈夫です。ニキビ肌の方はなるべく肌の負担がかからないよう、化粧水やジェルなどで保湿すると安心です。

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化粧水・ローションの正しいつけ方

コットンを使って化粧水をつけないといけない?と思っている方いらっしゃいますよね。実は化粧水をつけるのにコットンは不要です。コットンの繊維で肌を刺激してしまうばかりか、パッティングを続ける事でシミの原因にもなりますので使用を今すぐやめるべきです!それにコットンに染み込んだ分は無駄になりますので勿体無いです。化粧水は500円玉大の量を手でやさしく押さえるようにつけましょう。

具体的な化粧水のつけ方は以下の動画でご確認ください。

*使用している化粧水は弊社のGFローションですが旧パッケージです。古い動画ですみません(^^;)

肌のモイスチャーバランスって?

モイスチャーとは水分、湿気という意味で、肌の場合は、潤い、みずみずしさを表します。肌には、水分と脂質がありますが、肌本来には保湿する働きを持つ成分があります。これは天然保湿因子と呼ばれ、NMF(Natural MoisturizingFactorの頭文字を取ったものです)略されます。大雑把にいいますと、このNMFの量が多ければ潤った肌、少ないと乾燥肌ということになります。

肌のモイスチャーバランスとは、肌の水分、脂質、NMFのバランスを指します。肌に水分(化粧水・ローションなど)を塗っても一時的に水分量は高まりますが、塗るだけでは水分が蒸発してしまい元の状態に戻ってしまいます。そこで、水分保持をしてくれる有効成分を配合した水分(化粧水・ローション)を塗ると肌の柔軟・保湿効果が期待できるのです。

人の肌は、温度・湿度の変化・加齢による皮脂量の低下・クレンジングや洗顔による洗浄・紫外線の影響で肌は様々な状況で変化します。NMFや脂質が減少すると、水分保持しにくい乾燥肌になります。

肌の水分量が低下するとどうなるの?

1 皮膚老化をはやめシワ・たるみの原因に

2 肌が乾燥することで敏感になり、肌の透明感・キメも乱れ様々なトラブルの原因にもなります。

3 もちろんアンチエイジングの大敵です!

肌のモイスチャーバランスを整える方法としては、化粧品の果たす役割はとても大きいのです。

そこで、天然保湿因子や脂質に相当する成分を化粧品によって補い、皮膚保湿を維持するようにします。これがモイスチャーバランスを整えるということです。30代以降の方は、肌の弾力が低下しそれに伴いモイスチャーバランスも崩れやすいので、積極的に保湿力の高い化粧品を選ぶようにしましょうね。

化粧水は3種類に分類されます。

(1)柔軟化粧水

モイスチュア化粧水、エモリエント化粧水とも呼ばれている洗顔後の角質層に水分と保湿成分を補給する化粧水。保湿剤としえ少量のオイルを加えてつくられており、肌に滑らかな潤い感を与え柔軟にしてくれます。

(2)収れん化粧水

アストリンゼント化粧水とも呼ばれます。皮膚タンパクを引き締め、皮脂や汗の分泌を抑制する作用があります。アルコールの配合量が多いため、清涼感がありさっぱりとした使用感が特徴です。いわゆるトーニングローション(肌を引き締める化粧水)として一般化されています。しかしアルコール量が多いため肌の弱い方が使用すると肌あれを起こすこともありあまりおすすめしません。

(3)多層式化粧水

水層と油層または水層と粉体など2層以上からなる化粧水で、振って均一化してから使用する化粧水です。一般的なのがカーマインローションです。日焼け後のほてりを鎮める目的で夏季に多く使用されます。分泌された皮脂などが粉末に吸収するため、化粧崩れを防ぐ作用もあります。

化粧水選びで大切なのは、コットンを使用しない・パッティングしない・自分の肌に必要な有効成分が配合されているものを使用することです。今日から「コットンレス」で化粧水を使ってみて下さい!

私がおススメする化粧水(ローション)は1番の柔軟化粧水です。ここで柔軟化粧水であれば何でもいいかと言うとそうではありませんから気をつけて下さいね。

30代以降の方は、保湿重視で成分を選びましょう。季節問わずです!美白・美肌への道は、肌の健康状態を保つことです。洗顔でピーリングをして、肌の新陳代謝を正常にし、化粧水で肌の機能を整え水分・油分のバランスを整えたり補助したりする、これを日々続けていけば、ふっくらとした透明感のある肌を実感していただけるはずです。何といっても化粧品に配合されている有効成分は重要です。

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